腰部脊柱管狭窄症の手術後に後遺症・症状が残る?
『腰部脊柱管狭窄症の手術をしても、後遺症が残ってしまうのでは?』『腰部脊柱管狭窄症の手術をすると症状はどのくらい良くなるの?』『元の生活に戻れるの?』などなど、手術に対する不安は尽きないかと思います。その中でも腰部脊柱管狭窄症の手術後の後遺症に関しての悩みについて触れていきます。
症状・後遺症
良くなるために、元の生活に戻れるために手術をするのですから、手術をすることで更に症状が悪くなるって考えてしまうと、怖いですよね。
腰部脊柱管狭窄症の手術をすると間欠性跛行など、ほとんどの場合、手術後から症状がなくなります。ですが一部の腰部脊柱管狭窄症の手術後に症状・後遺症が残る・悪化することがあります。症状も一時的なものから、後遺症として残るものまで様々です。
腰部脊柱管狭窄症の手術は神経を圧迫している部分の脊柱管を広くすることを行います。腰部脊柱管狭窄症の手術では、この神経の圧迫を完全に取り除く必要があり、その為、画像検査や、MRIなどで間欠性跛行などの原因である圧迫箇所を特定する必要があります。
後遺症がなく取り除ける場合の症状
主に後遺症がなく取り除ける場合の症状は、安静時に無症状であること!
腰部から下肢の症状(痛み、しびれ、張っている感じなど)が出るのが、歩いたり、立ちっぱなしのときなど、特定の場合にのみ、症状が出る場合です。安静時に無症状の場合、腰部脊柱管狭窄症の手術をすると満足した結果になることが多いです。
腰部脊柱管狭窄症の手術で特定されている原因部分である、圧迫箇所の除圧をきちんと取り除けると、手術後から痛みが完全になくなります。もちろん手術跡などは、しばらく痛みます。
後遺症が残る可能性が高い症状
腰部脊柱管狭窄症の手術後に症状が後遺症として残る可能性が高い症状があります。安静時にも症状が出る場合です。
安静時にもしびれが出ていたり、麻痺して足の動きが悪くなっている場合、腰部脊柱管狭窄症の手術を行っても後遺症として、しびれや、麻痺が残ってしまうことがあります。特に「しびれ」は取りにくく、残りやすいです。
神経の圧迫を完全に取り除いたとしても、脊髄や、神経が回復できないほどダメージがある場合、しびれや、麻痺が後遺症として残る可能性があります。
症状が悪化する手術で多いのは腰椎固定術です。腰椎を金具で固定する前の段階で神経の圧迫を完全に取り除いてから固定しないと、他の箇所にしびれが出たりするので注意が必要です。
また、腰椎固定術を適用した手術の場合、脊髄(背骨)の金具(ボルト)で固定した箇所は動かせなくなります。その為、金具(ボルト)で固定した上下の脊髄(背骨)に負担が掛かる形になるので、疲れが溜まりやすくなり、腰痛の原因の一つになります。
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